Q.フォーミュラリーとは何ですか?
直訳すると「(医療機関で利用可能な医薬品の)処方集」という意味の薬学用語です。 近年ではそこから発展して「医薬品集」「利用指針」といった意味にも用いられるようになりました。
Q.フォーミュラリー4.0とはどういう意味ですか?
第4世代のフォーミュラリーという意味です。従来のフォーミュラリーとの違いはトップページをご覧ください。
Q.フォーミュラリー4.0のメリット・デメリットは何ですか?
フォーミュラリー4.0は薬剤師のための情報インフラです。メリットは加工度の高い3次資料に迅速アクセスできるため薬剤師業務を質的にも量的にも向上させます。一方デメリットは現状では薬剤師のための情報インフラは存在していないため、自作する以外に入手が不可能な点です。
Q.フォーミュラリー4.0は薬剤師の業務にどのような影響を与えますか?
薬剤師には添付文書に記載されていない医薬品情報を補完する責務があります。3次資料を容易に入手できるフォーミュラリー4.0を活用すれば薬剤師の資質を向上させ、チーム医療で意見を述べる機会を今以上に増やすことができるでしょう。
Q.フォーミュラリー4.0の運用には、どのような課題がありますか?
医薬品情報は目まぐるしく更新されているため、フォーミュラリー4.0も頻繁なメンテナンスが必要となります。しかし、多忙な薬剤師にはその余力がない場合が多く、メンテナンスの担い手を誰にするかが大きな課題となっています。
Q.フォーミュラリー4.0の情報源として、どのようなものがありますか?
引用情報とローカル情報に大別されます。引用情報は主に専門書からの引用や医薬品情報サイトのリンクで構成されます。一方ローカル情報は施設内だけで運用される情報(例えば採用区分・卸情報・ローカルルール等)のことです。
Q.フォーミュラリー4.0の情報源を選ぶ際に留意している点は何ですか?
情報の「信頼性」と「鮮度」を重視しています。情報源は定評があり(例えばPMDA公開資料や薬剤師会で推奨されている資料等)、一定の間隔で更新が繰り返されているものに限定しています。
Q.フォーミュラリー4.0を活用することで、どのような成果が期待できますか?
時短効果と学習効果に大別されます。必要な情報へのアクセス性が向上することで業務の時短が期待でき、本来業務に専念できる余裕が生まれます。また、メタ知識(どの資料を参照すれば問題解決できるかがわかること)の習得も可能となります。この2つの効果によりベテランと若手の差を縮めることが容易になるかもしれません。
Q.フォーミュラリー4.0を効果的に活用するためのポイントは何ですか?
最大のポイントは、探し当てた情報を即座に質問者に画面上で見せられる点だと考えます。口頭による回答だと、間違っていたり舌足らずとなるリスクを抱えることとなります。検索結果は紙媒体で出力したりメール送付することも可能なため、フォローアップも容易です。
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