「ステップ2:フォーミュラリー4.0の機能」をお送りしています。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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2.同種同効薬の比較
「フォーミュラリー4.0のメインコンテンツ」
・・・と言っても過言ではないぐらいこだわっている機能です(笑)。
同種同効薬一覧(例.採用インスリン製剤一覧表)は、他職種から最も多いリクエストの一つだからです。
しかし、これにはデメリットもあって、どんなに立派な一覧表を作ったとしても、紙媒体だと古い情報が独り歩きするリスクは避けられません。
※私がDI担当の頃は「DI室で一覧表は作らない。病棟担当が責任を持って引き受けろ」と言って断っていました(散々ブーイングされましたが…)。
SAFE-DIやClinical Cloudといった医薬品情報サイトには同種同効薬一覧表が豊富に公開されており、新薬発売や適応追加があると速やかに更新されています。
なので弊社は一覧表名とURLを書き換えるだけで、一覧表の最新性を保てる訳です。
本機能には一つだけ弱点があります。
それは、抗悪性腫瘍薬や免疫疾患(リウマチ・潰瘍性大腸炎・クローン病・乾癬等)治療薬のように複数の適応を有する薬品は掲載枠が足らない場合がある点です。
当面は3枠で何とか回していますが、今後枠を増やす必要が出てくるかもしれません。
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3.推奨度の比較
巷ではフォーミュラリー3.0(第3世代)の標準化という潮流ができています。
具体的にはFINDAT(日本調剤)の「標準フォーミュラリー」と日本フォーミュラリ学会の「モデル・フォーミュラリ」です。
**FINDATのサイトはこちら
https://info.findat.jp/
**日本フォーミュラリ学会のサイトはこちら
https://formulary.or.jp/
ただ、いずれも会員制であり、特にFINDATは個人契約ができないため、前職場で作成したまま放置状態となっています(まだリンク切れにはなっていないようですが、抹消のタイミングを検討中です)。
フォーミュラリー3.0の有用性は系統を超えた代替薬選びが可能である点です。
有効性・安全性・経済性に基づいた「推奨度」を指標としているからです。
これまで同系統の薬が非採用の場合難渋した代替薬選びも、「推奨度」のおかげで容易になりました。
**【非公式】3分でわかるFINDATの活用法はこちら
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今回はここまでです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回からは医薬品処方支援機能(用量・相互作用等)に関する紹介です。
乞うご期待!
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フォーミュラリー4.0と並ぶもうひとつの柱が「メタ知識」です。
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