ひと昔前に比べて、在庫管理の難易度は間違いなく高くなりましたね。
最大の原因は、ここ数年来のジェネリック医薬品の導入です。
一時的にとはいえ、新旧製品が混在する訳ですから、管理品目数は激増しました。
分子標的薬を始めとする高額医薬品や事前発注しないと入手できない品目も増えましたしね。
判断を誤れば、デッドストックを抱えたり患者さんに迷惑を掛ける訳で・・・。
一瞬たりとも気が抜けません(溜息)。
そんな状況なのに、調剤室って、結構問い合わせが多いんです。
「冷所保存なのに、室温で一晩放置してしまいました。使えます?」
「経口から経管に変更なんですが、そのまま簡易懸濁で行けますか?」
これまではDIに訊いてから折り返してたんですが、できればその場で片付けたいですよね。
クラウド型院内医薬品集が導入されてからは、ホント助かってます。
タブレットひとつで、問い合わせに素早く対応できるようになったからです。
何しろ1分1秒が貴重ですから。
「クラウド型」はカスタマイズも簡単なんです。
DI室に頼んで、「採用の経緯」や「卸情報」なんかも追加してもらってます。
購入するか否かを即決できますし、卸がわかれば納品時刻も推測できます。
ツールを使いこなせるかどうかは人次第。
その意味では、調剤室が一番使いこなしてるかもしれませんね(笑)。
※写真の人物はイメージであり、本文とは関係ありません。