「ステップ2:フォーミュラリー4.0の機能」をお送りしています。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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6.用量に関する情報
・適応外用量(今日の治療薬他)
・腎機能低下時の投与量(透析患者に対する投薬ガイドライン13th Edition)
・肝機能低下時の投与量
・小児薬用量
特殊患者集団(special population)の用量は添付文書に記載されていない場合が多く、薬剤師が「補完」すべき情報の一つです。
特に適応外使用に関する情報は少ないため、定評ある資料から可能な限り引用しています。
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7.生殖毒性・母乳移行に関する情報
・FDA胎児危険度分類
・ADEC胎児危険度分類
・虎ノ門病院胎児危険度分類
・男性で避妊が必要との記載がある医療用医薬品
・授乳婦への投与可否(Medications and Mothers’Milk2019)
・授乳中の薬に関する評価(妊娠と薬情報センター)
添付文書があまり参考にならない情報の代表格がこのジャンルです。
その必要度は施設によって左右されてしまいますが、最も重要なコンテンツの一つとして位置付けています。
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8.服薬介助に関する情報
・服薬における実例
・服薬介助・服薬指導のヒント
・避けたほうがよいこと
・小児用抗菌薬の色、におい、味
・小児用抗アレルギー薬の色、におい、味
「服薬における実例」「服薬介助・服薬指導のヒント」「避けたほうがよいこと」は、以前は「乳幼児・小児服薬介助ハンドブック第2版」(じほう)を転記していましたが、残念ながら著作権保護法の問題からAmazonリンクに切り替えざるを得ませんでした。
内容は書籍を読むしかなくなりましたが、記載の有無が事前に判別できるだけでも多少の価値はあるかと思います。
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最後に本稿のまとめです。
6.用量に関する情報
7.生殖毒性・母乳移行に関する情報
8.服薬介助に関する情報
今回の注目ポイントは「補完」です。
添付文書やインタビューフォームに記載されていない情報の「補完」は薬剤師の責務です。
しかし、適切な情報源を「知り」「探し当て」「読みこなす」スキル(メタ知識)には個人差があります。
フォーミュラリー4.0ならば薬名検索だけで情報源に迅速アクセスできます。
次回は「9.製剤に関する情報」以降をご紹介します。