「ステップ5:FAQ(よくある質問)」をお送りしています。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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Q11.クラウド型だと個人情報の漏洩リスクが高いのでは?
A.いいえ。確かにフォーミュラリー4.0はkintoneというクラウドサービスを用いていますが、病院のシステム(電子カルテや電算システム)からは完全に独立していているため、患者情報の漏洩は物理的にあり得ません(ただし、kintoneに患者情報を書き込まぬようルールの徹底は必要です)。
(解説)
フォーミュラリー4.0はクラウドシステムを用いていますが、医薬品情報に特化しているため患者情報は含まれていません。
電子カルテや電算システムと接続する必要もないため、患者情報が漏出する余地はありません。
もし漏出の可能性があるとすれば、人為的に患者情報をアプリに書き込んだ場合に限られますが、それは施設個々にルールを決めて禁止する必要があります。
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クラウド型が忌避される理由は、医療DXの遅れに直結します。
クラウドシステムを導入すれば、医療DXの障壁は大幅に低減される筈ですが、患者情報の漏洩防止が大きな課題となっており、進展が見られません。
そのため、患者情報を含まない医薬品データからDX化を始めることが、より合理的なアプローチと言えるのではないでしょうか?
弊社が把握する限り、クラウド型の院内医薬品集は市販されていません。
なぜならば、医薬品情報の大部分は権利関係の複雑さから一般の業者には扱えないからです。
ならば薬剤師自身が制作するしかありませんが、メンテナンスに膨大な作業量が発生するため、マンパワーが潤沢にある施設を除けば現実的な方法とは言えません。
かねてより大学堂は以下の疑問を抱いていました。
「なぜ『インターネットで最新の医薬品情報を収集』という厚労省の方針に従えないのか?」
「なぜ日病薬から提言されている『DI組織網』が検討されないのか?」
➤クラウド化が実現すれば一気に進展する筈(やはりここが鬼門か)。
「なぜ薬剤師のための医薬品集がないのか?」
「なぜ医薬品情報だけでもDX化(クラウド化)が進まないのか?」
➤現状は何もかもが病院優先・医師優先。力関係?「薬の専門家」というのは欺瞞?
「なぜDI業務改革の機運が高まらないのか?」
➤多忙が9割。あとは諦観とDI教育の問題と過度の楽観論が複合。
「施設毎に院内医薬品集を作る必要があるのか?」
➤1施設分も10施設分も作業量に大差なし。基幹病院が一括管理すれば総作業量は激減。
少なくとも薬剤師はクラウド化を忌避している場合ではないと思うのですが・・・。
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今回の話を通じて、クラウド化を目指す意義が単なる利便性を超え、数多くの課題解決のカギとなることを理解いただけたと思います。
薬剤師の課題は薬剤師が解決するしか術はありません。
病院の方針に従うだけでは永久に薬剤師業務の改革は望めないかもしれません。
皆さんがフォーミュラリー4.0の本質を理解し、1日も早く導入を検討されることを願ってやみません。