「ステップ2:フォーミュラリー4.0の機能」をお送りしています。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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kintoneには「コメント欄」という機能が標準装備されています。
**詳しくはこちら
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_collectdata/record_comment.html
コメント欄とは薬品頁にユーザーが自由に書き込める「掲示板」のような機能です。
医療現場において生の情報は貴重です。
また、一度訊かれた質問はその後も繰り返し訊かれるものです。
そういった再現性の高いQ&A(質疑応答)をスタッフ間で共有することは大変有意義です。
ただ、昔ながらの紙媒体(例.質疑応答記録)は既に時代遅れです。
それをExcel等に転記して管理する方法も、情報共有や情報の陳腐化(例えば新薬の登場やガイドライン改訂で情報が最適解ではなくなった)の前では無力です。
その点、kintoneには薬品頁毎にコメント欄が標準装備されており、そこに書き込んだ瞬間に「誰が・いつ・どんな」情報を書き込んだかをポータル画面に自動表示されます。
※設定すれば各ユーザー宛てにメール通知を飛ばすことだって可能です。
**詳しくはこちら
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/notifications/mail_notification.html
もし誰かが「けしからん」書き込みをしても、他の誰かが見つけて訂正させることも容易です。
こんな芸当も、クラウドサービスだからこそ可能なのです。
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既存の「質疑応答集」や「Q&A集」には数々の問題点がありましたが、フォーミュラリー4.0はそれらを見事に解決しています。
❶情報の蓄積が進まない点
スタッフが苦労して入手した情報は、後人のために保存・蓄積されるのが理想的です。
しかし多くの場合、その情報は早晩散逸する運命をたどります。
なぜなら「問い合わせに回答するため」という目的は既に達成されているから。
そんな情報をわざわざデータベースに登録したり記録用紙に記入したりする労力が勿体ないからです。
しかし、日頃よりフォーミュラリー4.0を繁用しているスタッフならばどうでしょうか?
「また同じことを訊かれた時のために」と、備忘録的にコメント欄に書き込もうと考えるかもしれません。
コメント欄を通じて「現場の目線」が日々集積されていくフォーミュラリー4.0。
薬剤師業務のどのようなシーンにおいてもサポートを可能な情報源へと成長していくに違いありません。
❷情報が再利用されにくい点
既存の「質疑応答集」の最大の問題点は、「再利用を目的に作られているのに再利用がされにくい」とジレンマです。
再利用されない理由は情報へのアクセス性の悪さにあります。
フォーミュラリー4.0のコメント欄は薬品頁に紐付いています。
薬名検索だけで迅速にアクセスできるため、情報の再利用も否が応でも進みます。
❸情報が更新されない点
利用頻度の低い「質疑応答集」の弱点は、情報の誤謬や陳腐化に気付きにくい点です。
検索の都度多くの目に触れるフォーミュラリー4.0のコメント欄は、情報の誤謬や陳腐化にも迅速に対応できる仕組みが備わっています。
❹情報のメンテナンスが負担
フォーミュラリー4.0のコメント欄ならば、わざわざ別個にデータベースを構築することも入力作業を行う必要もありません。
ユーザー一人一人が入力・メンテナンス役を担うからです。
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「クラウド型」のコンテンツは、大別すると以下の3つから構成されています。
1)専門書からの引用情報
2)医薬品情報サイトのコンテンツリンク
3)ローカル情報
「ローカル情報」とは、施設内でしか知り得ない情報のことで、具体的には以下の通りです。
ローカル情報の例
・院内コード
・採用区分(例.採用)
・採用・削除に関する経緯(例.第70回:院外→採用、第55回:限定→院外、第15回:限定)
・卸情報(例.㈱ア●●ィス)
・コメント欄(いわゆるDI実例の記録)
1)2)のような「引用情報」は弊社のようなメンテナンス代行業者に任せられますが、3)だけは自施設でメンテするしかありません。
「現場の情報」「生の情報」である「ローカル情報」をオールインワンで管理できるフォーミュラリー4.0は、薬剤師業務を強力にサポートします。
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今回はここまでです。
次回からは新章ステップ3が始まります。