「ステップ3:ステップ3:フォーミュラリー4.0の活用方法」をお送りしています。
今回と次回はフォーミュラリー4.0の「クラウド機能」のメリットをシーン別に紹介していきます。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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シーン1:チーム医療において
多くの薬剤師が過信している能力は「記憶力」です。
質問に何も参照せずに即答できるのは確かに痛快ですが、人間である以上完璧は望めません。
舌足らずで誤った回答を返せば、他職種からの信頼を損なうリスクもあります。
弊社では「記憶力」よりも「メタ知識」の育成を推奨しています。
すなわち、クラウド型データベースであるフォーミュラリー4.0を「補助脳」として3次資料を預け、メタ知識を使って迅速に目的の情報源にアクセスするのです。
目的のデータを見つけたら、質問者に即座に見せることも、紙媒体やメールで渡すことも可能です。
また、折角のデータを散逸することも減ります。
このように、口頭での回答ではなく「可視化」することで、質問者にとっても回答者にとっても安心感が高まります。
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シーン2:服薬指導において
「可視化」は患者への服薬指導においても絶大な効果を発揮します。
ネット環境とデバイスがあれば、フォーミュラリー4.0はいつでもどこでもアクセス可能です。
つまり、病棟でも外来でも、説明用のスライドや動画を使用して情報を視覚的に伝えることができるということです。
口頭での説明よりも「可視化」により、患者さんの理解を深めることが期待できます。
また、患者にコンテンツのURLやQRコードを提供することで、帰宅後も内容を繰り返し確認することが可能になります。
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シーン3:薬剤師間の情報共有において
フォーミュラリー4.0を利用すれば、薬剤師間の情報共有が円滑になります。
例えば、フォーミュラリー4.0を活用しながら、直接または電話での会話を通じて、3次資料へのアクセス方法を指導することができます。
このアプローチだと、回答者が単に答えを提供するという教育的に望ましくないスタイルを避けるのに役立ちます。
また、質問者にとっては、フォーミュラリー4.0の使用法に関する実践的な理解を深め、「メタ知識」を獲得する絶好の機会となります。
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今回はここまで。
最後にまとめです。
今回は「クラウド機能」のメリットを、以下のシーン別に解説しました。
シーン1:チーム医療において
シーン2:服薬指導において
シーン3:薬剤師間の情報共有において
フォーミュラリー4.0が従来の院内医薬品集とは異質のものであることを、今回の話を通じて理解していただけたかと思います。
発想の転換は必要ですが、それに見合ったメリットを得られることを理解していただければ幸いです。