フォーミュラリー4.0導入のメリットは、ここまでの話で少しはイメージできましたでしょうか?
「紙媒体の院内医薬品集をクラウド型に変える」
たったそれだけで「作ったら終わりの医薬品集」が「使える医薬品集」へと進化するのです。
これまではフォーミュラリー4.0のメリットについて紹介してきましたが、今回はデメリットについて解説します。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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フォーミュラリー4.0導入前に懸念された課題は次の3つでした。
1.利用率が伸びなかったらどうする?
2.メンテナンスの担い手をどうする?
3.費用対効果が悪化したらどうする?
それぞれの解決策を紹介していきます。
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1.利用率が伸びなかったらどうする?
フォーミュラリー4.0は、紙媒体の院内医薬品集をクラウド型に変えることで、情報共有の効率化や検索機能の強化を実現します。
しかし、導入しても利用率が伸びなければ、せっかくのメリットが活かせません。
この課題に対する解決策は、トップダウンによる推進です。
フォーミュラリー4.0は、導入に膨大な費用と労力を必要とするため、薬局長の強い意志とリーダーシップが不可欠となります。
導入後は、スタッフへの積極的な教育や利用促進策を講じる必要があります。
あえて補足しておきますが、フォーミュラリー4.0にはある種の「依存性」「中毒性」があります。
よって、プロジェクトの成否はスタッフがどれだけ早くその境地に到達するかが成否の別れ道となります。
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2.メンテナンスの担い手をどうする?
フォーミュラリー4.0は、情報更新やシステム管理などのメンテナンスが必要です。
しかし、薬剤師は本来の業務に加え、DI業務や調剤業務など多くの責任を担っています。
限られた時間の中で、さらにメンテナンス業務を追加するのは難しいでしょう。
この課題に対する解決策は、自己犠牲と外部委託の2つがあります。
自己犠牲とは、薬剤師が業務時間内にメンテナンスを行うことです。
これは時間的な負担が大きいため、現実的ではありません。
外部委託とは、メンテナンス業務を弊社のような専門業者に委託することです。
業者であれば、効率的にかつ正確にメンテナンスを行うことができます。
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3.費用対効果が悪化したらどうする?
フォーミュラリー4.0は、導入にも運用にもコストがかかります。
しかし、フォーミュラリー4.0導入によって、以下のような効果が期待できます。
・時短効果
・教育効果
・満足度向上
これらの効果が投じた費用を上回れば、導入は成功と言えます。
ちなみに大学堂の標準プラン(プランI;随時メンテナンス)は年額50万です。
これは時給2000円のパート薬剤師を毎日1時間雇った場合の人件費(社会保険料を除く)に匹敵します(2000円✖5日✖4週✖12月=48万)。
両者を比較してどちらを選ぶかはトップの考え方次第です。
**料金プランはこちら
https://cloud-formulary.com/about
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本稿のまとめです。
フォーミュラリー4.0にはデメリットもありますが、トップダウンによる推進、自己犠牲と外部委託の組み合わせ、費用対効果の検討によって克服することができます。
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