前回はフォーミュラリー4.0導入のメリットに関する話でした。
医薬品情報を属人化させず、薬剤師全員で共有できる点を強調しました。
今回はそれを更に掘り下げた話。
「フォーミュラリー4.0で実現する、安全・安心・効率的な医薬品管理」と題してお届けします。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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フォーミュラリー4.0は「安全」な情報インフラです。
プラットフォームはkintone(サイボウズ社)というクラウドサービスを用いますが、電子カルテや電算システムとの接点は一切ありません。
よって、患者情報等の漏洩は物理的にあり得ません(ただしkintoneに個人情報を書き込まないルール作りは必要です)。
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フォーミュラリー4.0は「安心」な情報インフラです。
kintoneはネット環境さえあれば、PC・タブレット・スマホで利用できます(専用デバイスもサーバーも更新CDも不要です)。
・カンファ中
・会議中
・調剤中
・在宅中 など
いつでもどこでもすばやく情報にアクセスでき、かつそれを質問者に即座に見せることもできてしまいます。
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フォーミュラリー4.0は「効率的」な情報インフラです。
なぜなら3次情報へのアクセスが抜群だからです。
**3次資料とは
最も加工度の高い資料で、執筆者が収集した1次資料をもとに特定のテーマについてまとめらたもの。教科書や指針、公定書などの書籍類をはじめ、製薬企業が作成する添付文書や医薬品インタビューフォーム、医薬品製品情報概要(以下、製品情報概要)などがある。
これを使いこなせるようになると・・・
・時短効果(情報のアクセス・加工に要する時間が短縮)
・教育効果(知識とメタ知識の習得)
・情報共有(コメント欄)など
様々なメリットを獲得できます。
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本稿のまとめです。
フォーミュラリー4.0は、言うならば「持ち運べるDI室」です。
これを普段使いすることで安全・安心・効率的なDI業務を行うことができます。
次回をお楽しみに