フォーミュラリー4.0とはクラウド上に構築した
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フォーミュラリー4.0の活用方法「書き出し・読み込み機能(基礎編)」

「ステップ3:フォーミュラリー4.0の活用方法」をお送りしています。

今回と次回は大量のデータ処理に欠かせない「書き出し・読み込み機能」を紹介します。

**お時間のない方はこちら(要約動画です)

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時間短縮と最新性の両立

業務上、同効薬一覧(例.採用インスリン製剤一覧)を始め、様々な薬品リストを他部署からリクエストされることがあるかと思います。

ただ、紙媒体の薬品リストを最初から作成するとなると、相応の時間と手間を要します。

薬剤師としてもそんな作業はそう頻繁に請け負う訳にはいきませんので、必然的に「更新間隔の長いリスト」を院内に送り出すことになってしまいます。

しかしそうなると、今度は内容が陳腐化したリストを独り歩きさせてしまうというリスクが浮上します。

悩ましい問題ですが、一つだけ解決策があります。

フォーミュラリー4.0の最新性が保たれてさえいれば、簡単な薬品リストならば誰でも短時間でリストを出力することができるからです。

以前も触れましたが、レコード一覧画面で絞り込んだレコードは閲覧できるだけでなくCSVファイルとして書き出す(ダウンロードする)ことができます。

**詳しくはこちら
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_collectdata/export/data_export.html

ケースバイケースになるとは思いますが、見栄えが多少犠牲になったとしても、サステナブルに最新の薬品リストを提供できるこの方法が合目的と言えるのではないでしょうか?

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読み込み機能

ファイルを書き出す(ダウンロードする)ことができるということは、逆にファイルを読み込む(アップロードする)ことができることを意味します。

読み込み機能は、主にレコードを一括で追加または更新したい場合に使用します。

**詳しくはこちら
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/using_app/import_records/import_csv.html

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レコードの一括追加・更新

もしこの機能がなければ、追加・更新作業は一つ一つ薬品頁を開いて行うしかなくなります。

大規模な変更(例.メーカー名の変更)が必要な場合、膨大な時間と労力が必要となってしまいます(転記ミスも多発することでしょう)。

ところが、アプリから書き出したCSVファイル上ならば、Excelの機能(コピーや置換機能)で簡単にレコードを更新できるばかりか、転記ミスも減ります。

あとは更新が完了したCSVファイルをアプリに読み込めば作業は終了です。

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VLOOKUP関数を用いたデータの転記

CSVファイルが使えるということはExcel関数も利用できることを意味します。

今、❶アプリから書き出したCSVファイルと、❷そこに追加または更新するためのリスト(ExcelまたはCSVファイル)があったとします。

この2つのファイルに共通するコード(例.YJコード)があれば、それを引数としてVLOOKUP関数で必要なデータを❷→❶に転記することができます。

少し難易度は高めですが、大量の薬品データを扱うDI担当にとって、VLOOKUP関数を使えこなせないのはかなりのハンデとなります。

YouTubeでもわかりやすく解説している動画がありますので、是非この機会に挑戦してください。

**VLOOKUP関数の解説動画(例)はこちら

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最後にまとめです。

今回は「書き出し・読み込み機能」の基礎編として、CSVファイルのダウンロードとアップロードの方法について紹介しました。

フォーミュラリー4.0は様々な切り口の「薬品リストの作成ツール」としても機能します。

つまり、医薬品情報の入手(インプット)だけでなく二次利用(アウトプット)にも使える訳です。

終盤で紹介したレコードの一括追加・更新、特にVLOOKUP関数を用いたデータの転記も重要です。

なぜなら、自力でメンテナンスを行いたい施設にとっては避けて通れない作業だからです。

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