「ステップ3:フォーミュラリー4.0の活用方法」をお送りしています。
今回は実践編として、グラフ作成の手順を紹介します。
**お時間のない方はこちら(要約動画です)
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注射用抗菌薬使用量
当院では毎月注射用抗菌薬使用量を集計・グラフ化し、感染対策委員会で報告しています。
第23回で紹介した手順に従い、以下の3つのグラフを作成していきます。
なお、今回使用するアプリは、「年月」「系統」「抗菌薬」「総投与量(単位:mg)」だけで構成された単純なものです。
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❶月間系統別抗菌薬使用量(円グラフ)
1.「グラフの種類」を選択する
「円グラフ」を選択します。
2.「分類する項目」を選択する
「大項目」▶系統を選択します。
3.「集計方法」を選択する
「合計」▶総投与量(単位:mg)を選択します。
4.「条件」を設定する
「日付」▶該当月日(当院場合月末)を選択します。
5.「ソート」を選択する
「集計値」▶降順を選択します。
6.「適用」をクリックしてグラフ完成です。
使用量の多い系統順に内訳された円グラフとなります。
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❷月間抗菌薬別使用量(縦棒グラフ)
1.「グラフの種類」を選択する
「縦棒グラフ」▶積み上げを選択します。
2.「分類する項目」を選択する
「大項目」▶系統
「中項目」▶抗菌薬を選択します。
3.「集計方法」を選択する
「合計」▶総投与量(単位:mg)を選択します。
4.「条件」を設定する
「日付」▶該当月日(当院場合月末)を選択します。
5.「ソート」を選択する
「集計値」▶降順を選択します。
6.「適用」をクリックしてグラフ完成です。
使用量の多い系統順(抗菌薬の内訳あり)に並んだ縦棒グラフとなります。
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❸月別抗菌薬使用量(横棒グラフ)
1.「グラフの種類」を選択する
「横棒グラフ」▶積み上げを選択します。
2.「分類する項目」を選択する
「大項目」▶日付▶月単位
「中項目」▶系統を選択します。
3.「集計方法」を選択する
「合計」▶総投与量(単位:mg)を選択します。
4.「条件」を設定する
「すべてのレコード」のままにします。
5.「ソート」を選択する
「大項目」▶降順を選択します。
6.「適用」をクリックしてグラフ完成です。
抗菌薬使用量(系統の内訳あり)月順に並んだ横棒グラフとなります。
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最後にまとめです。
今回は「グラフ・集計表作成機能」の実践編として、3つのグラフ作成の手順を実演しました。
❶月間系統別抗菌薬使用量(円グラフ)
❷月間抗菌薬別使用量(縦棒グラフ)
❸月別抗菌薬使用量(横棒グラフ)
グラフ作りは場数を踏まないとなかなか上手くいきません。
毎月作るものですから、トライ&エラーを重ねて少しずつ改良していくのが結局は早道です。