フォーミュラリー4.0とはクラウド上に構築した
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フォーミュラリー4.0の独自機能「つよつよリスト(中編)」

「ステップ3:フォーミュラリー4.0の活用方法」をお送りしています。

前回からフォーミュラリー4.0の独自機能「つよつよリスト」を紹介しています。

中編の今回は「つよつよリスト」の開発秘話をお届けします。

通常ならば弊社のような零細企業がシステム開発などできる筈もありませんでした。

ところが、それを安価に実現できてしまうところがノーコードのkintoneの強み。

そのことをあらためて実感した出来事でした。

**お時間のない方はこちら(要約動画です)

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#「つよつよリスト」の実装

私が次に考えたのは、「つよつよリストをフォーミュラリー4.0に実装できないか?」でした。

具体的にはこういうことです。
1.フォーミュラリー4.0の薬品頁を見れば、属性(CYP3A等の分子種/基質薬・阻害薬・誘導薬)が確認できる。
2.属性に対する併用禁忌薬をアプリ内の採用薬の中から自動表示させる(例.強いCYP3A基質薬➤強いCYP3A阻害薬・誘導薬)

kintoneには関連レコードを自動表示される機能があるため、これを応用できないかと考えた訳です。

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#パートナー会社との出会い

「つよつよリスト」実装を目指してかれこれ3~4ヶ月が経過しました。
自分なりに試行錯誤はしてきたものの、次第に私の手に余ることがわかってきました。

そこでサイボウズ社に相談してみたところ、全国に散在するパートナー会社に開発の募集をかけてくれることになりました(有り難い!)。
予算が少額(5万円程度)だったためか、手が挙がった会社はたったの1社だけでした。
ところが、何と何と高知の企業(ご縁、強過ぎ)!

さっそくその会社に連絡を取り、数回のやり取りを経て実装のメドが立ったという次第です。

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#決め手は「関数機能」

当初私は関連レコード一覧を用いて併用禁忌薬を自動表示させようと考えていました。
ところが、属性(例.強いCYP3A阻害薬)を併用禁忌毒性属性(例.強いCYP3A基質薬)に自動変換する方法で行き詰っていました。
今回お世話になったパートナー会社さんは、これをプログラムではなく標準機能(関数機能)で解決できることを教えてくれました。

「なるほど、その手があったか!」
おかげで相場からすれば破格の金額でカスタマイズが叶ったのでした。

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今回はここまで。

最後にまとめです。

弊社はパートナー会社の協力を得て、「つよつよリスト」をフォーミュラリー4.0に無事実装することができました。

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