フォーミュラリー4.0とはクラウド上に構築した
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フォーミュラリー4.0の独自機能「その他」

「ステップ3:フォーミュラリー4.0の活用方法」をお送りしています。

フォーミュラリー4.0の独自機能を紹介しています。

独自機能は、情報源とアイデアがあれば無限に追加可能です。

プログラミングの知識がなくても実現できるのはkintoneのおかげですが、DI業務の質向上のために日夜努力している弊社の取り組みにもご評価をいただければ幸いです。

**お時間のない方はこちら(要約動画です)

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モデル・フォーミュラリ(同効薬情報より)

以前はFINDATのコンテンツを表示させていました。

・標準フォーミュラリー(名称・URL)➤推奨度・関連レコード一覧
・薬効群比較レビュー(名称・URL)➤等価換算表の掲載

ところが、前職場のID/PWが利用不能となってしまったため更新不能に陥ってしまいました。

※弊社のような個人事業主はFINDATを契約することができません。
※ID/PWがあれば引き続き閲覧はできますが、推奨度は更新されなくなっています。

新たに追加したのが、日本フォーミュラリ学会で公開中の「モデル・フォーミュラリ」です。

No.1 (高血圧症)アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
No.2 (高血圧症)ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬
No.3 α-グルコシダーゼ阻害薬(2型糖尿病用)
No.4 インフルエンザ治療薬
No.5 グリニド系糖尿病用薬
No.6 HMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン)
No.7 経口酸分泌抑制剤(PPI・ P-CAB)
No.8 (ペン型)持効型インスリン製剤
No.9 (ペン型)超速効型インスリン
No.10 経口麻薬性オピオイド鎮痛剤(がん性疼痛)
No.11 経口ビスホスホネート製剤
No.12 第2世代抗ヒスタミン薬
No.13 消炎・鎮痛剤(内用剤)
No.14 神経障害性疼痛治療薬(Ca2+チャネルα2δリガンド)
No.15 多価不飽和脂肪酸製剤
No.16 尿酸生成抑制薬
No.17 インフリキシマブ製剤
No.18 CINV に対する 5-HT3受容体拮抗薬(経口剤)
No.19 経口ヘルペス治療薬
No.20 高カリウム血症改善剤
No.21 (高血圧症)ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬
No.22 歯科領域の鎮痛剤(内用剤)
No.23 抜歯時の経口抗菌薬
No.24 ループ利尿薬
No.25 フィブラート系薬

こちらも学会に入会しID/PWを入手しなければ閲覧できません。

エビデンスの充実度は標準フォーミュラリーには及びませんが、簡便に推奨度を確認できます。

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東京医療センターDB(製剤に関する情報より)

簡易懸濁法の可否に関する3次資料は「内服薬 経管投与ハンドブック」(じほう)が定番ですが、改訂のスパンが長いという難点があります。

・初版:2001年
・第2版:2006年(5年ぶり)
・第3版:2015年(9年ぶり)
・第4版:2020年(5年ぶり)

また、改訂されても必ずしもデータが掲載されているとは限りませんし、近年ではインタビューフォームを参照しても「メーカーに照会」としか記載されていない場合も散見します。

よって、オリジナルの試験結果(崩壊性・チューブ通過性)が待望されるところですが、それをネット上で公開しているサービスが東京医療センターDBです(参考情報として引用しています)。

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最後の切り札(KIT-DI DB 検索)

フォーミュラリー4.0の殿(しんがり)にはAI-PHARMA(木村情報技術株式会社)のKIT-DI DB 検索の検索窓のURLを配置しています(要ID/PW)。

AIが搭載されているだけあって、この検索窓には何らかのプロンプト(最適な検索結果を導くコマンド)が仕込まれているらしく、検索結果(5件)が的外れとなる確率が低いのが特長です。

通常ならばGoogle検索では到達が難しい検索結果にも割と容易にたどり着くことができます。

ただ、だからと言ってこの機能ばかり繁用していると肝心の「メタ知識」が育たないため、後輩たちには「試行錯誤して万策尽きた場合の最後の切り札として使うこと」と命じています。

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今回はここまで。

今回はその他の独自機能を紹介しました。

・モデル・フォーミュラリ
・東京医療センターDB
・最後の切り札(KIT-DI DB 検索)

本シリーズは今回で一旦終了しますが、「つよつよリスト」のような新機能を追加する際は、メルマガで必ず告知しますので、ご期待ください。

次回からは「ステップ4:フォーミュラリー4.0のメンテナンス方法」に関するお話です。

乞うご期待!

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